治験ボランティアは、薬の有効性を確かめる為に必要な役割です。薬を多くの人に投与して、どのような反応が出るか確かめます。もちろん、危険な薬ではないので投与した瞬間に容体が急変することは通常あり得ません。ボランティアですが、結論から言うとお金が貰えます。その金額は高額で、時給制のアルバイトなどよりも遥かに高いです。その代わり拘束時間は長めで、一週間連続入院だったり三日の入院を二回など様々です。仕事ではないので、所得税の申告は必要ありません。ただ、市県民税の申告は必要なのでその辺りは注意が必要です。
治験ボランティアは誰でも参加できる訳ではなく、身長や体重などの条件があります。普通体型であれば良くて、身長が低すぎたり体重が重すぎると対象外になる可能性が高いです。また、直近で別の治験を受けた人や特定の持病がある人も対象外です。治験ボランティアの報酬を見て、頻繁に治験を受けようとする方もいますが実際は受けられません。なお、虚偽の申告をして受けた場合は即帰還は免れませんし、何か体に悪影響が及んでも責任を問えません。
治験ボランティアの最中は、禁煙や禁酒の場合が多く自由な生活はできません。報酬の高い治験であれば、食事の時間や内容なども厳しく管理されます。基本的に楽ではありませんが、健康的な生活を送ることができるので血圧降下など様々なメリットがあります。健康体に近づいて、報酬も貰えるので注目度は高まっています。